2007年10月29日

前防衛省事務次官守屋氏の証人喚問、深まる疑惑

 テレビ中継というのは、恐ろしいものである。ロッキード・グラマン事件と同じように、心にやましいがあり、うその証言をしようと意図的に思ったとき、人は、それが態度に出るものなのである。どんなに細心の注意を払おうが、一瞬、それが表情に表れるのである。テレビの報道番組で、それを如実に放送しようとするはずである。各テレビ局の報道部局の手腕が発揮されるはずなのである。守屋氏の表情の微妙な変化が、どの質問に対してどう反応したのかを見るはずなのである。報道番組でどのカットを使うかでテレビ局の報道部局の感性と力量が、分かるのである。テレビ局は、守屋氏の顔の表情と答えと声の振るえを繰り返し再現し、一番インパクトのあるところを使うはずなのである。

 今回の事案は、間違いなく一代疑獄事件に発展するはずなのである。焦点は、単に守屋氏と山田洋行との贈収賄だけではなく、テロ特措法とアメリカとの関係、沖縄の基地移転に絡まる疑惑、公務員、それ自体の存在を揺るがしかねない公務員行政改革、地方分権まで及ぶはずなのである。そして、戦後62年間、ゆがんできた利権体質の膿が一気に破裂しようとしているのである。まさしく、プレート型地震の発生の前触れが起きているような感じなのである。制度のゆがみ、利権体質、天下り、社会の不均衡が、極値まで達したと感じるのである。もう、隠しようがないのである。参議院において民主党が過半数を抑えている以上、自民党の単独政権時代のように、蓋をすることが出来ないのである。テロ特措法の延長、云々よりも、まちがいなく、福田政権は持たないし、その後、引き継ぐ麻生太郎氏でも、持ちこたえることはたぶん出来ないはずなのである。明らかに、今まで癒着してきた官僚支配の終焉が来たのであり、それを支えてきた自民党政権も崩壊するはずなのである。新しい日本が生まれようとするはずなのである。

 守屋氏の一貫した態度は、自衛隊倫理規定に違反したことの責任だけで、幕を引きたいという思いだけがひしひしと感じられるのである。それに対しては、責任を取りたいと主張するのである。しかし、事の本質は、それだけでは済まないはずなのである。今までであったなら、政治家の贈収賄疑獄だったのである。今までであったなら、政治家の影に隠れて跋扈していた官僚が全面にでることはなかったのである。今回は、それがあぶりだされたのである。特に、防衛というある意味スキールが要求される官僚の聖域があったから、官僚のエゴが見えなかったのである。政治家が口利きで利権をむさぼれるほど、今は甘くはないのである。今の時代には、頭のいい、官僚の手腕が事実を隠蔽させるには必要だったのである。そして、それを擁護してきたのが、自民党政権だったのである。守屋氏は、都合の悪いことは、ロッキードグラマン事件のように、記憶がありません、関与してませんというのである。昔のフレーズがそのまま出てくるのである。接待を受けた事実、そして、随意契約で、莫大な利益が防衛専門商社「山田洋行」と元専務が作った「日本ミライズ」に流れているのである。守屋氏は、一貫して、便宜供与など一切ないというのである。もちろん、彼の立場から言えば、その認識があったとしても、ないといわなければ、逮捕されるからである。誰が考えても、そこに便宜供与の認識があったと、守屋氏が言うわけがないのである。これから、外堀が埋まっていくはずなのである。これから、守屋氏と利害の対立する人との証人喚問での対決が生じるのである。それが、テレビの画面で映し出されるのである。衆議院は、自民党が圧倒的多数を持っているので、再証人喚問や、野党議員が求めた別の証人喚問を認めるかどうかは、微妙なのである。理事会で判断されることになるだろうが、もし、自民党が拒否しても、参議院では、民主党が過半数をもっているので、必ず実現されることになるのである。


 「美粒ブログ10月28日の増税ありきの福田内閣と自民党政権これでは潰れますよ」で、書いたように、今回の事案は、まさしく戦後62年間培ってきた中央集権官僚型政治が招いた顛末なのである。数々の疑獄事件を経由してきたその経験がまったく生かされていなかったとの証明なのである。日米安全保障という名目で、官僚と国防族は、好き勝手なことをしてきたのである。道路族がつぶされ、厚生族もつぶされ、最後の利権の温床だった国防族にメスが入ることになるのである。納入先は、防衛省なのである。防衛省に関わる一切の経費、物を買う費用も人件費もそれに関わるすべての経費は、まさしく税金なのである。100円で買えるものを、150円で買うのである。それで、税金がたりないと、増税をいうのである。まして、山田洋行には、防衛省OBが天下っているのである。これでは、国民が黙っているわけがないのである。厚生年金の掛け金が給料から多く天引きされるのである。払った年金を着服していたのもまた公務員なのである。それで、業者から接待を受けるのである。無形有形な見返りが来るのである。まさしく、暗黙の職務権限、事務次官の裁量権の行使での見返りがあるのである。守屋氏は、便宜供与はないといい続けるはずなのである。そして、結果責任として、自衛隊員倫理規定を持ち出して、それに抵触いたしました、申し訳ありませんといい続けるのである。ゴルフ接待などは、氷山の一角なのである。その奥に、CXエンジン選定に関わる関与、沖縄の基地問題の関与などがあるのである。証人喚問で、そのことを追求すると、一切記憶にございませんというのである。記憶にないということは、ロッキードグラマン事件の経験から、関わった、関与したことになるのである。今、地検特捜部は、間違いなく動いているはずなのである。今日の証人喚問は、新しい日本の第一歩になるはずなのである。汗をかいた人にも、光が届く社会でないといけないのである。今は、まったく、悪代官の元で年貢をむしりとられる農民と同じなのである。悪代官と米問屋が結託して、農民から米をむしりとる構図と同じなのである。まったく、江戸時代の封建性と同じなのである。自分たちの利権を守り、業者と癒着する。遊興三昧を繰り返す。それで金がなくなれば、賄賂を要求する。業者に利益を出させるために農民から年貢を上げて米をむしりとる。今の官僚中央集権は、江戸時代の封建性と同じなのである。いままでは、経済成長の中で、それが見えなかったのである。地域格差、所得格差が出ているのである。この先には、政界再編が待っているはずなのである。そして、正直者がばかを見ない世の中がくると信じたいのである。そうしなければ、今の若者は、だれも年金など払おうとしないはずなのである。



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